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エチオピアの焼酎

こんにちは。以前、テラ(穀物から作る地ビール)、タッジ(はちみつから作るお酒)という2種のエチオピアのお酒が紹介されましたが、今回、もう一つ別の『アラケ』というお酒を紹介したいと思います。

『アラケ』は、見た目は透明で、味も日本でいう焼酎に近く(もしかしたら同じ?)、エチオピア内でも私が住んでいるGojam地方(エチオピア首都アディスアベバから北西部、バハルダール、デブレマルコス等の周辺エリア)で有名なお酒です。

作り方は、ゲショとグブス(粉にするとブクル)と呼ばれる植物を粉にし、それと水を混ぜたものを発酵用の容器に入れ、3日目に水を追加、4日目にトウモロコシの粉末(ウンクロ)を追加し、計9日間発酵させます。

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ゲショの木        
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ブクル          
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ウンクロ 

その後、蒸留用の容器に移し、3~4時間蒸留させます。
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蒸留中の混合物     
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小学7年生物理で学ぶ簡易蒸留のモデル

今回見学をさせて頂いたこの方の家では、5Lの混合物(ゲショ、ブクル、ウンクロ、水)から、2ボトル(約2Lくらい)のアラケができるとのことです。
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私がいる町はGojam地方の小さな町ですが、100ヶ所以上の家でこのアラケが作られているといわれています。また、居酒屋のような場所以外でも、市場で買うことができます。
都市では、工場で作られたアラケも買えますが、値段はだいぶ高いです。(首都で買う場合、250mLの小ボトルで20Birr≒103円ですが、私の町の市場では同じ程度の量で8Birr≒41円くらいで買えます。)
味は、工場で作られたものでもアラケの香りはしますが、なんとなく、Gojam地方で作られたものの方が美味しい気がします。

テラ同様、祝祭日の時に、エチオピア人の家を訪問するとよく勧められます。
テラ、タッジに比べ、アルコール度数が強い印象で、飲むとポカポカ温かくなります。(都市で買えるアラケは、アルコール度数40~46%程です。)

また、町のいたるところに写真のような、白いものを棒にくくりつけたものが見られますが、これは、お酒(テラ、アラケ等)が飲める居酒屋のような店の前に立てられるものだそうです。
まさに、エチオピアの赤提灯ですね。
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これに惹かれて、ついつい店に入ってしまうエチオピア人も多いのではないでしょうか。
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午前中ですが、飲んでいます。なんかいいですね。

飲み方は、基本的にはストレートで飲みます。
ただ、場所により、砂糖を大量に入れたお茶割で飲む時もあります。お茶割にするととても飲みやすくなります。(『シャイアラケ』といいます。シャイは「お茶」のアムハラ語です。)
焼酎が好きな方は、エチオピアに来られた場合、ぜひGojam地方によって『アラケ』に挑戦してみてください。
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by jocvethiopia | 2013-06-25 02:38 | 生活・文化紹介

恥ずかしながら

 5月の終わりごろ、イエッカの高台にある住宅街を散歩していた。
その時、新婚カップルを乗せたにぎやかな車列が通りすぎた。
しばらく行くと家の中庭に張られたテントの中で手を叩き、音楽が鳴り、踊っているような雰囲気が伝わった。
すぐ、先ほどのカップルの結婚式が始まるのだと分かった。
外からその方を興味ありげに見ていると、中から「お前も入れ!」と若い人達が自分の腕をつかみ誘った。
「いえ!通りすがりの者ですから、遠慮します」と断るも2人掛かりで勧めるものだからつい興味半分で入ってしまった。

 やがて結婚式が始まり、婿さんがお嫁さんのほほへのキスから始まり、双方の指輪の交換が行われた。
次に食事が始まった。インジェラのバイキング方式で、カップルが先に食事を取り、続いて来客の順である。
飲み物はジュースの他に自家製のタッジ(はちみつ酒)がコップに注がれた。
タッジののせいで、皆さん良い気分になったのか、音楽に合わせ花婿、花嫁の踊りが始まり、それを囲みながら皆さんも私も踊りだした。腰に両手を充て、両肩を前後に振り、顔を左右に向けるいわゆるアマラである。
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 いよいよダンスも最高潮に達すると、こんどは皆さんが財布からご祝儀としてお札を出し、カップルの額にペタペタと貼っていくではないか。10から100ブル紙幣で、婿さんも、さらに張り切って汗だくで踊るものだから、貼ったお札も容易には落ちない。花嫁さんの女友達が次々に二人の札を剥がし、バッグの中へいれ、また貼るという流れが出来上がったころ、私は気づかれないよう誘った人にだけお礼を言い出てしまった。

 「ところでお前はいくら貼ったのか?」そこが私の悔やむところで、優柔不断だった。
後から考えれば、自分にとって100ブルは大した金額ではなかった。
お食事もご馳走になっていたのに、どうも見栄を張るようで、100ブルが出せないその場の雰囲気だった。
「10ブルでは少ないし、50ブルが適当だが?その札がちょうど財布には無いしー」なんて考えているうちに、阿波踊りでごまかしながらテントを出てしまいました。
まずいですよね?若い人の範となるべきSVがこういうことでは

ということで、先で皆さんがこういう所に出くわした場合の参考に、恥ずかしながら体験談を披露しました。
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by jocvethiopia | 2013-06-16 22:48 | 生活・文化紹介

アディスアベバ上下水道局

1.配属先について
(1)配置先の概要
 エチオピアの首都アジス アベバは、人口500万人、現在も人口が急増している。よって、住民への水道水の供給並びに、生活排水処理が、大きな問題となりつつあるが、都市人口の伸びに追いついていない。水道では、新たな水源の確保と、給水管からの30%漏水が大きな課題となっている。

(2)配属先の事業内容、組織体制
a.アジスアベバ市の水道水供給、生活排水の下水処理は、1971年設立された市公社の
Addis Ababa Water and Sewege Authority:AAWSAが担当している。

現在の供給、及び処理水量は
上水  一日当たりの給水量: 30100 m3/day
下水  処理水量は不明。
市南部に30年前に建設された処理場が1箇所ある。生物酸化池で一定期間滞留後、処理水として放流。
目下、大規模な処理場の建設を計画中。

b.組織体制
AAWSA は、職員数2500人の大組織で、首都の生活インフラを支えるエチオピア有数の官組織である。

(3)配属先の援助受け入れ実績
JICAとAAWSAの関係は長年にわたり、これまでJOCV、SVは、それぞれ4名派遣されている。
また、18名の技術者が日本でJICAの技術講習を受け、有賞・無償援助も数多く行なわれている。
現在は、JOCVが1名、SV3名が活動中である。
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2.ボランテアの活動概要
  JOCV :日常生活で安心して使える安全な水(ここでの意味は、必ずしも飲める水ではない)は、毎日の水質検査によって、基準値をクリアーしているか、確認されなければならない。
配属されたJOCVは、アジスアベバの水道の水質検査の指導を行っている。

  SV ① :浄水場から、各需要家まで水道が供給されるまで、漏水が水道配管などから発生する。これらの水道水は、料金領収されないため”無収水(Non Revenue Water=NRW ” と呼ばれ、これを低減することは、水道経営の重要なテーマであり、この改善指導に従事している。 因みに、東京では5%、日本の都市平均は、10%程度であるが、ロンドンなどでも35%に達すると言われている。

  SV ② :アジスアベバ市の水道水源は、雨水を滞留するダムと掘削した井戸の地下水から得ている。市の地下地質構造は、北から南に下る構造で市の南部郊外には、30箇所もの井戸があり、この取水は市の水道に欠かせないものとなっている。配属されたSVは、この井戸の掘削、地下水の取水指導にあたっている。

  SV ③ :AAWSAの水道部門は、ポンプ所、浄水場、ダムなどに多くの電気設備を保有し、水道水の安 定供給には、これら設備の円滑な運転は極めて重要である。電気部局に配属されたSVは、AAWSAの担当技術者へこれら電気設備の技術指導に従事している。

3.課題
 技術者のレベルもさることながら、当国民一般の問題としても言えることと思われるが、
「幼い時から?訓練がされていない」ことにしばしば気付かされる。
例えば、製品を購入した時には必ず添付される”取扱説明書”などが、
適切に保管されず散逸しているケースなどなど。

 ややもすると、我々は、読み書き・足し算等の教育!教育!と叫ぶが、
それとは別次元にある、”知った事の実行=訓練”の欠如を痛感する。
 今の”取扱説明書”の例では、故障した時などの助けとなるので、これの重要性は容易に理解されても、これを実際に保管することとは、全く別問題である。すなわち、”保管”を実行する訓練が必要となる。

 しかし、これは読み書き教育よりも難問かもしれない。なぜなら、その国民の生活習慣にも根ざしているものだから。が、これ無しでは、「進歩・発展も無い」とも言えるだろう。製品説明書も散逸している状態で、(PCなど比較にならぬ、高価な工業用ポンプ、モーター類だ!)どうして向上できるのか?

 明治維新後、我々の先人は乏しい外貨でイギリス、ドイツから発電機を輸入した。そして、製品とともに納入された英語、ドイツ語の取扱説明書を大切に保管し、これに従ってメンテナンスされ、今もなお、立派に動いている発電機を数多く見てきた筆者は、この事を痛感するのである。
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by jocvethiopia | 2013-06-13 22:46 | 任地・配属先紹介

運命とは

モーリタニアという国で 砂漠の道を オンボロ車(乗合タクシー)で マリとの国境を目指していた。 
国境まで あと200kmぐらいのところから やたら 検問のポリスに 止められるようになった。 
止められては パスポートを提示させられた。 もう30分おきぐらい。 いいかげん いやになってくる。

この国は当初から 道路に検問が多く外国人を よかれとは思っていない印象を受けている。

やっとのことで 国境近くの町に着いた。 しかし そこで 兵士が自分を待ち受けていて 兵舎に連行された。 そこで 説明を受けた(フランス語で)。 つたない理解力を総動員して わかったことは、 

その1) いままでの検問は すべて 自分を追跡調査されていたらしい。
(このあたりは 外国人なんか まるっきり 通らないところなので 簡単にできるでしょう)
しっかし いまどき コミュニストの国じゃあるまいし 一国の軍が 一旅人を 追跡するか!?!

その2) それと この町から国境まで わざわざ 送ってくれるらしい。(ラッキー!!)

その3) 2日前に ここの国境付近でアルカイダがフランス人 3人を誘拐したらしい、 それに 3か月前に 誘拐した外国人を射殺したらしい。(ゲゲ!!)
よって モーリタニア軍とマリ軍の共同部隊が 国境付近に潜むアルカイダと現在 交戦しているらしい。
(アルカイダの一部が 西アフリカに潜伏しているのは知っていたけど)

なるほど、  なぜか 全員 ピリピリしているはずだ。

そこで 一瞬 考える、  通過するか、 引き返すか。

5秒後に あえて 通過しようと 決める。 

交戦してる場所は ドンパチ うるさいので離れていてもすぐわかるので 近づかなければ それでよし。 
それ以外の場所で もし、拉致されて 身代金を払えと要求されたときは 関係者に迷惑になるので 
必死で 逃げだせば いいやと 考える、 失敗しても 撃たれるだけだとか。 
でも まあ それ以前に 簡単には つかまらないだろうと 楽観したり。 
それらが 頭をよぎったのが 5秒。

その後 飛ぶように、逃げるように、隠れるように、民間の車を乗り継ぎ、 
国境を越え マリの首都を目指した。 

24時間後、 マリの首都 バマコに無事 到着。
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そこで ネットで事実関係を調べたら ちょっと ちがうじゃん。

たしかに 2日前に誘拐されたのは 事実だったけど フランス人 3人じゃなく 5人じゃん。

それに 場所は マリとニジェールの国境付近でのことで マリとモーリタニアとの国境とは 
かなり はなれてるじゃん。

自分は ラッキー(偶然)だったのか、 拉致された人々は それが運命(必然)だったのか?



しばし、 考える。  

運命とはあるのか?  

運命(未来でもいい)は 変えられるのか?

未来も運命も 自分の力で いくらでも 変えられるのである。 

そんなことは みんな わかっているけど、 じゃー 過去は? 

過ぎ去ったことを 変えるのは 無理。



と 思うだろう?  実は 過去も 変えることが できるのだ。

今の自分を 変えていくと 過去も 変わっていくのだ。

ある人の体験 大学の時 彼女との間に にがいにがい思い出すのも いやなぐらいの 思い出が あった。人間不信に陥って 3日ほど 食事がのどを通らなかった。 

でも、 いろいろな経験をして、いろんな決断もしたりしてると 人間、心臓に毛も生えてくるし、 
なにものかに感謝する心も 芽生えてくる。 そして 考え方も変わってきて 昔 あのとき 抱いた感情は 
本当に そうだったのか と、 改めて 考えだすものである。

相手のことも もっと考えていくと あの感情は 自分本位の ものでなかったとか? とか 原因も自分にあったのではないか? とか いろんなことに気付くのだ。

そして はっとする。  彼女の ほんとうの 気持ちを。 若い時にわからなったことが。

やがて 苦い失恋は うつくしい(????)想い出に 変わっていく。


過去は 変わったと 言えないか?  

未来と同じよう 自分の力によって 過去も変えることができる と 思わないか?
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by jocvethiopia | 2013-06-05 04:23 | その他


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