常に心の中で自問自答してきたことは

 常に心の中で自問自答してきたことは、この2年間で微力な自分がこの学校の児童教師達に何ができるのか、何が残せるかということであった。

 自分なりに出した答えが、「技術を伝えること」「理科教育のものの考え方を伝えること」であった。物を残してもやがては無くなるだろうし、理科室を整備してもすぐアレンジされるだろう。

 一年目は同僚とTTを組み、私はT1を受け持ち授業の中心にいた。しかし、これでは私がいなくなったら何も残らないだろうということに気付いた。
 そのため二年目の現在は、私がT2にまわり同僚にT1を任せ、道具を使っての授業のサポート役に徹している。同僚の道具を使っての授業の仕方にも問題点が多い。教師は結論を先に述べるのではなく、事象を見せた時子供達に「なぜ」と考えさせ、話し合わせる中で答えを見つけさせたり、解決への糸口に気付かせたり、次の検証へと進めたりしていくことが大切であることを説き、その時間の確保を図るようにしている。授業後は細かな所までアドバイスし、教師としての指導力が向上するように授業改善に努めている。

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 また、校内の授業に支障のない日を選び近隣の学校へ出向き出前授業を行っている。子供達は知識では知っているものの事象は目にしたことがなく、実際の道具には触れたことがない。低学年では「空気砲」「紙コプター」「プラコプター」を演出し理科の持つ楽しさを味わわせ、高学年・中学生には「水の電気分解」「二酸化炭素・酸素・水素の気体の発生方法と検証実験」を行った。次回も来てほしいという声を聞く時、嬉しさがこみ上げてくる瞬間である。

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 さらに、オロミア州教育省主催の師範学校教官を対象としたセミナー・ワークショップの開催に向け、何度も教育省へ足を運び粘り強く交渉してきた結果、ようやくゴーサインが出て日取りが決定した。これは師範学生を指導する教官の技術力や指導方法を高めるねらいがあり、オロミア州全体の理科教育発展のためにとても重要な機会になることは間違いない。その立ち上げに向け同じ時間を共有できたことは正に光栄である。このワークショップ・セミナーがこれからも続いていくよう期待している。


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by jocvethiopia | 2011-11-19 06:00 | 活動


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