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エチオピア小学校隊員 ある日の一日。

私は、エチオピアの中でも田舎の小学校で情操科目(音楽・図工・体育)のサポートをしています。
今日は、そんな私のある日の一日を紹介いたします。

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7:00 自宅から学校まで約30分ののどかな道のりをてくてく歩いてきます。

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7:30 メラウイ小学校正門に到着!!
メラウイ小学校は、生徒数約2000人。教員数約60人のエチオピアでは中規模小学校。エチオピアの教育システムは、1年生~8年生が小学校というくくりになっています。

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7:50 Flag Ceremony:国旗を掲揚しながらみんなで国歌を歌います。
そのあと、校長先生のお話があります。日本の全校朝会みたいなもの。ほんとは、7:30に始まる予定なのに、予定通りの時間に始まったことは未だかつてみたことない!?

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こちらが校舎。全部土壁です。メラウイ小学校は、生徒数の割に教室の数が足りないため生徒を2つのシフト(1年生~4年生と5年生~8年生)に分けて半日交代で運営しています。1コマ40分の授業を6コマ。3時間目と4時間目の授業の間に15分の休み時間は設けているものの、あとはぶっつづけで授業します。ただ、授業の終わりをつげる鐘は鐘をならす人の気分で決まるので、実際授業時間はまちまち。エチオピアンタイムが存在しています。

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8:00 1時間目スタート! 
さあ、授業だー!今日は6年生の音楽の授業。教室内は電気はなく、窓から入る太陽の光がたより。1クラス生徒は約60人登録していますが、お家の事情などで実際登校している生徒は40~50人くらい。

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今日は、リズムの授業。音楽担当のティグスト先生と一緒にまずは音符の復習。

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ねえ、このリズムたたける?

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じゃあ、グループで挑戦だ!


12:15 6時間目終了~! 
終わりの鐘がなると、給食も帰りの会もなく、午前シフトの子どもたちはどやどやと帰っていきます。
ちょうどそのころ、入れ替わりで午後シフトの子どもたちがどやどやとやってきます。

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12:20
私は希望者を募って音楽クラブを作ったので、週3回30分程度、子どもたちとエチオピアや日本や英語の歌を練習しています。(おなかがすいたって帰っちゃう子もよくいるけれど・・・。)

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13:00 さあ、帰ろっか。

音楽クラブが終わったら、いっしょにみんなで歌を歌いながら帰ったりします。

なぜだかエチオピアでは日本の歌「証城寺の狸囃子」が有名。みなさん知ってます?
「しょ・しょ・しょじょじ しょじょじの庭は~♪」

帰り道、
生徒に「学校はどうだった?」って尋ねると、大体いつもみんな「楽しかった。最高!」って答えます。

今日も一日楽しかったね。
また明日も素敵な日になりますように。





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by jocvethiopia | 2015-02-21 23:11 | 活動

コーヒー豆

みなさんは、おなじみのコーヒー豆がどのように加工されているか知っていますか?

今回は、コーヒー豆になるまでの過程を紹介したいと思います。コーヒー豆の加工方法は大きく分けて2つ(水洗方式・非水洗方式)あります。今回は、水洗方式について紹介したいと思います。

コーヒーの実は木になっていて、収穫時の11月に赤く色づいてきます。ちなみに緑の実はまだ熟しておらず、おいしいコーヒーにはなりません。

これがコーヒーの実。割ると中に2つずつコーヒーの種が入っています。

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 この実をコーヒー農家の人たちが集めて農協に持って行きます。

ここから加工開始。工程は大きく分けて、6つです。

<工程1>

まず、コーヒーの実を皮ごと洗います。

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<工程2>

次に、皮をむく機械に通し、外の皮を取ります。写真のように、機械といっても人力で動かします。

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<工程3>

皮と実の間にぬめりがあり、そのぬめりを落とすため、3~5日ほど水につけておきます。

この農協では豆の大きさごとに分けて水につけてありました。

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<工程4>

今度は人の力でぬめりや汚れを落としていきます。デッキブラシのようなもので豆をこすりながら、次のタンクの場所まで移動させます。

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<工程5>

工程4までで洗った豆を今度は天日干しをして乾かします。

むらなく乾くように、実を混ぜます。

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同時に欠陥品は手作業で取り除いていきます。

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乾かす日数は、天候次第で変わります。通常9~11日ほど天日干しにします。

ここまでの工程でコーヒーの生豆が完成します。ここから焙ったり、砕いたりすることでみなさんの飲むコーヒーになります。ここエチオピアでは「コーヒーセレモニー」としてその過程すべてが楽しまれています。

この後、品質チェックをして首都アディスアベバに送られます。

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ちなみにコーヒーは大きさや形、香りによってグレード1からグレード8に分けられます。グレードの高いもの、特にグレード1とグレード2は最高品質のコーヒーとして各国に輸出されています。

ということで、今回コーヒー豆の加工工程を紹介しました。
日本でもエチオピア産のコーヒーは手に入ります。(残念ながら生豆の状態での輸出はしてないようですが。)
見かけることがありましたら、是非お試しください。



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by jocvethiopia | 2015-01-01 17:46 | 生活・文化紹介

マスカル

 エチオピアの新年は9月ですが、新しい年を迎えて早々、西暦で言えば9月26日(年によっては27日)にエチオピア全土にあるエチオピア正教会が行う宗教行事がマスカル祭の前夜祭です(アムハラ語ではየመስቀል በዓል (Maskel Festival)

この行事は首都アディスアベバで行われるものが最も規模が大きく有名ですが、私の任地ボンガでも行われたので見に行きました。

この日の夕方、街の中心部でお茶を飲んでいると、美しい刺繍を施したマントを纏い十字架を掲げた聖職者たちと若者の歌い手の一行が行列していたので、教会まで後をついていきました。丘の中腹にあるまだ建設中の新しい教会の広場には、白い装束の大勢の信徒たちが詰めかけていました。

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アムハラ語で十字架を意味するマスカルは、キリストが処刑されたゴルゴダの丘から後年十字架が発見されたことを祝う行事で、始まりはA.D.4世紀までさかのぼるそうです。
 マスカル祭は出稼ぎに出ていた家族が家に帰ってきて、一家が揃う重要な機会でもあります。また、この行事の前には個人的な喧嘩や紛争のたぐいは解決され、すべてのエチオピア人が和解のもとにこの日を祝うといいます。

 この行事は広場の中心に置かれた、木の束と新年を象徴するキク科の黄色い花(マスカルデイジー)を集めて作った「ダマラ」と呼ばれる円錐形の柱を中心に行われ、ダマラの頂点には十字架が取り付けられています。ボンガの教会の敷地では、カラフルに着飾った聖職者たちや青年の歌い手たちがダマラの前で讃美歌を歌い踊り、周囲を埋め尽くした白装束の信徒たちは手拍子で応えます。

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クライマックスにダマラに火が放たれてダマラはあっという間に燃え上がり、セレモニーは終了です。これだけ見ると日本で正月に行われる、正月飾りを焼く「どんど焼き」と同じような一種の通過儀礼(正月飾りを焼いて新たな年に移行する)にも見えますが、言い伝えでは、火が燃えてその煙がたなびいていった方角が、十字架がある場所だとされ、ダマラに火を放つのは、十字架発見の物語を再現したもののようです。ダマラが焼かれて崩れ去ると頂点に取り付けられた十字架が倒れた向きを見て、その年の作物の出来を占うそうですが、残念ながらこの日は火が燃え上がったところで広場を離れ、一緒にいた同僚とさっさと食事に行ってしまい、このことを知ったのは後からです。(最後まで見ておけばよかった!)。
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 食事を終えて街中のホテルの外に出ると、子どもたちが手拍子で歌い、踊っていました。私の家の前にもやってきて歌っていました。こうして子どもたちはお祝いになると各家をまわって小さく燃えさかる火を囲んで歌い、お小遣いをもらって帰っていきます。この日、通りには夜遅くまで子どもたちの歌声が響いていました。街の周辺部の農村に住んでいて教会まで行くことのできない人たちは、各々が住んでいる場所でお祝いをするそうです。この日は新年の非日常を満喫した1日になりましたが、民族や性別、年齢に関係なくエチオピア全土でこのような行事を催すことに、違いを超えたつながりを感じました。



以下 言葉説明。

宗教行事
・中でもティグライ、アムハラ、オロミアと南部諸民族州が中心となる。ティグライではアディグラト(Addigrat)、ウェクロ(Weqro)、イデガ(Idega)、ハムス Hamus とエロブ(Erob)、アムハラではゴンダール(Gondar)、バハルダール(Bahirdar)、デブラマルコス(Debra Markos)、ラリベラ(Lalibela, ウォルダヤ(Woldaya)、デッセ(Dessie)、ダブラタボル(Dabra Tabor 及びデブラブラハン(Debra Brehan)が、南部諸民族州ではエンデベル(Endeber)、グメル(Gumer)、グンチェレ(Gunchere)、ドゥラメ(Durame)、 ウォライタソド(Walayta Sodo)、マアシャ(Masha)、ボンガ(Bonga)そしてガモゴファGamo Gofa)が中心となる。その他では、南ウェロ(South Wello)のギッシェン山(Mount Gishen)がこの祝祭の中心地である。

የመስቀል በዓል (Maskel Festival)
・各民族での呼び名は、ハディヤ(Hadya)、ウォライタ(Walayita)、ダウロ(Dawro)、ガモ(Gamo)が“Meskalaa”と呼び、カンバタ(Kambata)は“Masaalaa”、 イェム(Yem)は Heeboo”、 グラゲ(Guraghe)は Mesker”、 オロモ(Oromo)は Guubaa”もしくは“Meskalaa”そしてカフェチョ(Kaffecho 及びシェキチョ(Shakkecho は“Meshekerro”と呼ぶ。


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by jocvethiopia | 2014-11-27 02:10 | 生活・文化紹介

エチオピアにて春を願う。


エチオピアでは、9月に新年を迎えます。
たっぷりと雨が降り続く冬が終わり、少しずつ太陽が光輝き 晴れの日が増え始める時、
そう、今エチオピアでは春まっさかり。

今日は、そんなさわやかな春もようにぴったりのエチオピアの春の歌を紹介いたします。
 
ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ
(おいで おいでよ おいで おいでよ。)
እንዳ መስካራም ወፍ ባራሸ እንዳ አሞራ
(ほら。あの9月の青い鳥も飛んでいる)

አይን ያስደስታል ተራራና ሜዳው ተራራና ሜዳው
(なんてきれいな景色だろう。 山々は青々と木々がしげり)
ያምንጨቹውሃ ሳሩልምላሜው
(小川には春のせせらぎが満ち満ちている)
እንዳ መስካራም ወፍ ባራሽ እንዳ አሞራ
(ほら。あの9月の青い鳥も飛んでいる)

ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ
(おいで おいでよ おいで おいでよ。)
እንዳ መስካራም ወፍ ባራሸ እንዳ አሞራ
(ほら。あの9月の青い鳥も飛んでいる)

በአበቦች ደምቀሽ አምረሸ ተውባሽ አምረሸ ተውባሽ
  በአደይ አበባ ደምቀሽ አጊጠሽ 
(かわいらしい きいろい春の花たちも より美しく着飾って)
እንዳ መስካራም ወፍ ባራሽ እንዳ አሞራ
(ほら。あの9月の青い鳥も飛んでいる)

ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ ነይ ብራ
(おいで おいでよ おいで おいでよ。)
እንዳ መስካራም ወፍ ባራሸ እንዳ አሞራ
(ほら。あの9月の青い鳥も飛んでいる)


この歌は、エチオピア小学校の6年生の教科書にのっているものです。歌詞の和訳は、私が同僚と話しながら、勝手に作ったものです。なので正確な和訳ではありませんが、こんな雰囲気の 春早くおいでよ。という、春を願う曲です。

メロディはイ短調。
ゆったりしていて、少しさみしげな品のあるやさしい曲です。

そんな ነይ ብራのうた。

エチオピアの歌の中で、あたしの1番好きな曲です。

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by jocvethiopia | 2014-10-19 04:17

HAPPY NEW YEAR 2007~羊の解体~

あけましておめでとうございます。

መልካም አዲስ ዓመት (マルカム アディス アマット:Happy New Year)

エチオピアは独自の暦や時間を持った独特な国です。

今日はそんなエチオピアの「お正月」でした。

早朝から外はわいわい、にぎやか。

女の子達は近所を回り、新年をお祝いするダンスを披露しています。

そして、そんな新年に欠かせないのが、羊!

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エチオピアでは、祝日になると、各家庭で羊や鶏をさばきます。

今回は、同僚宅で、その羊の解体に同席させてもらいました。

その一部始終をご紹介します。

      (※写真注意

      羊が解体される写真があるので苦手な方は見ないでください。)




         羊に限らず、鶏や牛など動物の解体は、男性の仕事。

              
               お父さんの登場です。

         まず、お父さんは羊の脚をひもで縛ります。

     そして、暴れまわる羊を押さえるのは中学2年生の娘の役目。

 

 羊は殺されることを察したのか、直前まで大量に糞をして、興奮状態でした。

   お父さんは手際よくナイフで羊の首をパクリと切断。  

やがて動かなくなった羊を庭の木に逆さ吊りにして、ナイフで皮を剥ぎます。

    (この皮は、業者が回収に来る際に、売るそうです。)


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そしてお腹を裂くと…あふれ出てくる臓器。

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食道、胃、小腸、大腸すべてひとつなぎ。

そして心臓も!

中身を半分に裂き、心房&心室を見せてくれました。

お父さんは次々と各部位ごとに分類していきます。

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その手つきはプロのようで、

私は始終その作業にくぎ付けになりました。


その後、その羊肉を調理するのは女性の仕事。

同僚と娘がティブスを作ってくれました。

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今朝まで生きていた羊。

解体から調理まで見せてもらった後の食事では…

「いただきます」を言う際に、これほどまでに“命”を意識したことはなく、

とても貴重な経験となりました。



2007年、皆様にとって素敵な1年になりますように!








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by jocvethiopia | 2014-10-19 02:24 | 生活・文化紹介

エチオピアの蜂蜜

 みなさん、こんにちは。南部諸民族州カファ地区で活動しているマーケティング隊員です。

日本は桜が散り、新緑豊かな季節を迎えている頃でしょうか?こちらカファは雨季の開始時期にきたのか、(特に深夜に)大雨が降る日が多くなってきました。雨季と聞くと、どんよりとした曇り空に泥の地面、とあまり良いイメージは持っていなかったのですが、天からの恵みを受けて日に日に開花する花々や、益々色鮮やかになっていく草木を見ると、「雨季も悪くないな」という考えに変わってきました。

カファの主要産業には、コーヒーと家畜に次ぎ、養蜂が挙げられます。カファでは主に2種類のはちみつが収穫されますが、4月は、その中で一番の収穫量を誇るシェフレラの花の開花季節です。

大きな大木に黄緑色の花を咲かせるシェフレラ

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養蜂は、自然と共存しながら現金収入を実現するのに有効な手段のひとつであり、カファには約3,500名が所属する養蜂農家ユニオンがあります。加え、エチオピア人ははちみつが大好きで、パンにつけて食べたり、タッジというはちみつ酒を自家製造したりするなど、その国内消費量は結構なものです。

養蜂農家のムルース

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青い作業着に身をつつんだ彼は、ボンガ(カファの行政都市)に住む養蜂農家のムルース。大学を卒業後、カファの行政機関農業局に6年勤めていましたが、一念発起し養蜂農家に転身。それは、「自然から得て自然にお返しする、という行動を通して自然を守る」という長年の思いを実行するためでした。

今回は、そんな彼に協力をもらい、エチオピアの伝統的なはちみつ収穫方法を紹介します。一緒に写っているピンクのシャツを着た男性は、同じく養蜂農家のゲタチョウ。彼は驚愕のスゴ技を持っています。その秘密は後ほど!

大木に吊るされた木筒

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エチオピアの田舎道を歩いていると、こんな風に大木に木の筒がぶら下がっている光景をよく目にします。

初めて目にしたとき、「あれは何だ?どうやってあんな高いところに設置できるんだろう?」と不思議に思ったものですが、これがエチオピアの伝統的なはちみつ収穫方法なのです。

伝統的な蜂の巣箱の作り方

STEP1 おそうじ

巣は木筒が2つに割けた構造をしています。まずは、火の熱とミツバチが大好きな匂いを放つオリーブやロングペッパーの葉で、昨シーズンからの汚れを落とします。ミツバチはとてもきれい好きで、清潔な巣にしか寄り付きません。

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STEP2 合体

バンブーの葉を割いて紐状にします。そして、2つに分かれた木筒を合体し、バンブーの紐で括ります。

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STEP3 包装

バンブーの葉で木筒を包んでいきます。そして、パリオという蔓でぐるぐる巻きにします。

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木筒の頭は、木筒中に雨や害虫が侵入しないよう、丁寧に梱包します。

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バナナの葉も追加し、丁寧に蓋をしていきます。そして、蔓でしっかりと結びます。

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木筒のお尻には隙間があいていますが、これはミツバチが出入りできる様に、わざと残してあります。

遠目ではただの木筒と思っていましたが、こんなにも丹念に作られていた事に、大変驚きました。そして、材料をすべて自然界から入手していることにも感服です。まさにエコ・ライフですね。

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STEP4 紐の装着

コンボという木の枝のように太く丈夫な蔓を木筒の中心に一巻きします。これが、大木に吊るされる際の紐になります。

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STEP5 お祈り

ミツバチが大好きな匂いを放つオリーブやロングペッパーの葉で煙を焚き、木筒のお尻から巣内に注入します。ミツバチがたくさん集まるようにと、祈りを捧げる瞬間です。これだけの労力を注いで設置しても、収穫期を終えてみると中身がすっからかん、ということもあるとか。だからこそ余計に、一つ一つの作業を丁寧に行い、木筒に祈りを込めるのです。

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STEP6 木登り

さて、ここでようやくゲタチョウのスゴ技の見せ所。木筒を吊るす木を定め、綱のような紐を用いて木登りを開始。その高さ、10メートル以上あるのではないでしょうか?1つの大木に8つの木筒を設置するので、枝の先まで足を延ばします。

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STEP7 設置

設置場所に到達後、下から木筒を引っ張り上げます。そして木筒内に雨が入らないよう、ミツバチ用の小さな隙間が空いた側を地面に向け、斜めの状態で固定します。ゲタチョウの姿、確認できましたか?

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これが、エチオピアの伝統的な収穫方法です。最近は、より効率的に収穫することが可能な地面設置型巣箱の普及も進められていますが、カファの養蜂農家の約75%が、今でもこの伝統的な手法ではちみつを収穫しています。こういう背景を知ると尚、その食品へのありがたみが増しますね。

ちなみにシェフレラの花からとれた蜂蜜はこんな色をしています。びっくりするほど甘くて美味しいですよ。

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日本で流通しているはちみつは加糖されていたり、熱処理が施されていたりと、天然の生はちみつを食する機会はなかなか無いと思います。インターネットで検索すると、エチオピアのはちみつを通信販売している会社もあるので、皆さんも是非一度、その味をご賞味ください♪

それでは皆さん、またの投稿の機会まで J


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by jocvethiopia | 2014-06-15 17:52 | 生活・文化紹介

夢を追いかけて、エチオピアにやってきた

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始めまして、25年度2次隊・幼児教育隊員・YO-YOです。

エチオピアに来てもう6ヶ月。

隊員みんなが言うように6ヶ月なんて、ほんまあっと言う間。

アムハラ語もまだまだ話せないのに、こんなに時間が経ってしまったのはなんで?

それに現地食のインジェラは週に一回ほど食べるぐらいで後は自炊してるのに

なぜか体は横に大きくなる一方。

エチオピアに来て過去最高の記録を更新してしまいました。

なぜでしょう。

さて、なぞは深まるばかりですが、

普段は幼稚園の先生として派遣されています。

週三日各クラスに入って音楽・体操・工作といったいわゆる情操教育を

現地の先生、子どもに楽しく学んでもらえるように伝えています。

こんな堅苦しく書いてるけど、こうやって授業もてたんも最近です。

それまで私は何しに来てるか理解してもらえてなかったのか

実習生のようでした。

6ヶ月経つとJICAとの面談があるので、

前もって職場の園長と話す機会を設けて、

思い切って、前から気になっていたムチの問題と、うちがしたいことを

伝えると、すぐに実行してくれたので今の状態に至ることが出来ました。

始めは色々目に付くこともありましたが、

今は私が回す授業を一緒に参加してくれたり、

アムハラ語で子ども達にわかりやすく説明してくれたり、

感謝することも沢山あって、楽しく幼稚園に出勤することが出来てます。

こうして思い起こすと愚痴が出ることも沢山あるんですが、

ここまで来た道のりを考えると、

感謝して、1日1日大事にして過ごしていかなあかんなと思います。

そもそもなぜ私がJICAに興味を持ったかと言うと、、、

大阪で産まれ育った私なんですが、

もちろん将来の夢は「新喜劇に入ること」でした。

しかし、現実的に無理と中学生であきらめ、

高校生になって人気番組「あいのり」が始まり

アフリカの大地に興味を持ち、

社会人1年目にありえへんぐらい厳しい保育園に勤め、

大好きな仕事についたはずやのに

これじゃ子どものためでもなんでもないと思い、

友達に「あんたは自分の幸せより、人の幸せを自分の喜びに変える人やろ」

と言われ、「ほんまや!」って思って

そのままタイに逃亡し、

タイでの逃亡で、貧しくても無邪気に遊ぶ子ども達に魅了され、

ここでアフリカに絶対に行くと決意し、

まずは経験年数が必要と我武者羅に働き、(?)

2011年から試験を受け始める。

しかし、1次試験はクリアするのに

英語が出来ないあまり、3回落ちる。涙

それでも、みんなにアフリカに行くからと宣言し、

4度目の正直で合格。

健康面の条件が厳しいアフリカは無理じゃないかと試験管に言われ

半ばアフリカをあきらめてたけど、

エチオピアが呼んでくれたーーーー!!!

てな感じで、かれこれ10年以上目指してやってきたんやけど

今では夢って願えばほんまに叶うんや、

言霊ってすごいなって

エチオピアに来てつくづく感じてます。

今住んでる家も絶対この地域では難しいって思われてたとこやけど

初めて幼稚園に訪問した時から、この近所で見つける!って思ったら

見つかったし、

おいしいからあげが食べたい~ってエチオピアで思ってたら、

その週末、おいしいからあげほんまに食べれたし、

小さいことも大きいことも関係なく、

夢は叶うんやって信じてます!!

だから、日本の友達はほとんど結婚したし、今年三十路なるけど、

帰ったら結婚する!!!

ってここで宣言しときます。笑

今回は活動日記というより、うちの夢に付いて書いたので

次回はちゃんと活動日記やらエチオピアについてかけるようにします。

それでは、

チャオ!!

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      YO-YO_ዮዮ


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by jocvethiopia | 2014-06-15 17:43 | その他

ハロー・フロム・カファ

 

みなさん、こんにちは。

私は首都アディスアベバから約450kmほど南西に向かった場所に位置する南部諸民族州カファ地区にて、マーケティング隊員として活動しています。今回が初めての投稿になるので、まずは私が住むカファ地区について紹介します。

 

コーヒー発祥の地-カファ

みなさんは「エチオピア」と聞いて、何を思い浮かべますか?マラソンランナー?人類の起源?どちらも良く連想される内容ですが、ここで掘り下げたいのは、ずばりコーヒーについてです。果たしてどれくらいの方が「エチオピア=コーヒー発祥の地」ということをご存知でしょうか。さらに、それがここ「カファ」地区であるという事は、日本ではあまり知られていないように思います。コーヒーは英語で‟Coffee”、ドイツ語で‟Kaffee”、フランス語で‟Cafésとつづり、その語源はこの土地 -「カファ(Kafa)」に由来するという一説もあるくらいです。もっと知名度が上がってもよい地域だと思いませんか?

 

コーヒーの木の寿命は約50年と言われており、ここカファのコーヒーの木々は、除草や肥料、農薬など人間の手が一切加えられることなく、自生を繰り返しています。収穫されなかったコーヒーの実が時の経過と共に土に落ち、それがやがて新たな木として成長し、コーヒーの実をつけるようになる。こんな風に、緩やかながらも確かな時間の流れの中で、エチオピアの人々および世界中のエチオピアン・コーヒー・ファンの元へ、コーヒー豆を届けてくれているのです。

 

ワイルド・コーヒー・フォレスト~苔に覆われたコーヒーの木々~

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自然の魅力満載

カファ地区には、コーヒーの木々に加えて、熱帯雨林が広範囲に広がっています。カファに生息する植物・動物ともにその多様性が認められ、2010年にはユネスコ生物圏保護区(UNESCO Biosphere Reserve)に指定されました。

 

森林の中でイエスの洗礼の祝祭(Feast of the Epiphany)を楽しむ住民たち 

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写真からも伝わると思いますが、この緑々としたカファの風景が、さも日本にいるかのような錯覚をもたらし、最近は地元カファの友人に日本語で「ねえ」と呼びかけることが多くなりました。他のエチオピア隊員が目にするであろう当投稿に記すのは少し心苦しいですが、『この土地に配属されて本当に良かった!』と心の底から思っています。とっても心落ち着く場所です。

 

 

このような感じで、緑が「売り」のカファですが、村の中を歩いていると、建物建造の際の足場作りや、エチオピア家庭の台所に欠かせない炭作りに、日々どこかしらで必ず木が切り倒されています。20世紀初頭にはエチオピア国土の約35%を覆っていた森林ですが、人口増加や農地開拓により、現在は約11%まで落ち込んでいると言われているエチオピアの森林問題。カファの森を守ることは、エチオピア全体のミッションでもあるのです。

 

住民主導の森林保全を実現するには、森林伐採をしなくても暮らしていける収入源の獲得が必須です。

私は現在、カファの自然環境から得られる産品(コーヒー豆、はちみつ、スパイスなど)の販売促進活動を行っています。これらの産品やカファ地区の更なる魅力について、みなさんにもこのエチオピア隊員ブログの場を通して、積極的に共有していきたいと考えています。これから宜しくお願いします。

 

参考資料:

1.    コーヒー発見の物語とエチオピアのコーヒー文化について綴られた本

「原木のある森 コーヒーのはじまりの物語」(販売元:アフリカ理解プロジェクト)

http://africa-rikai.net/projects/books.html

 

2.    カファ地区に関するウェブサイト(英語)

“Kafa Biosphere Reserve” by the Nature and Biodiversity Conservation Union

http://www.kafa-biosphere.com/


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by jocvethiopia | 2014-03-30 00:00 | 任地・配属先紹介

エチオピアの挨拶表現

エチオピアの挨拶には私たちが知っている言語にはない独自性があるように思います。それはHow are you?に対する応答の表現として、アムハラ語でእግዜር ይመስገን (igzar yimesgen = Thanks to God)のようにGod (እግዜር)が入ることです。それは古代からキリスト教が民族的アイデンティティを構成している国ならではのものかもしれず、そのことが日常使う言葉にも反映されているのではないかと思います。

 

このことを考えだしたのは、職場で同僚たちと毎日挨拶を交わすなかで、How are you?に対する応答の表現としてThanks to Godを特に深く考えることもなく挨拶として使っていたのですが(これは挨拶として期待されている表現で、ただ単に「はい」「いいえ」だけでは物足りない)自分にはGodがいないのになぜこんなことを言っているのだろうかと思ったのが始まりです(ちなみにLonely Planetという出版社の旅行者用フレーズブックであるEthiopian Amharicにはእግዜር ይመስገንは記載されていません)。アムハラ語にはその他にも、主に初対面の人に対して使う「こんにちは」に相当するጤና ይስጥልኝ (Tena yistelin = May he(God) give (you) good health for my sake!)にも明示的にではないもののGodが登場するし、エチオピア人の家に招かれてお茶やお菓子をごちそうになったような状況で、帰り際にお礼の挨拶として使うእግዜር ይስጥልኝ (igzar yistelin = May God give to you)という表現にもGodが入っています。

 

エチオピアの公用語はアムハラ語ですが、私の赴任地のカファの現地語はカフィニャであり、アムハラ語と全く同じような表現を見つけることができます。カフィニャでHow are you?に相当する表現はwoda beti ne? ( =are you fine?)で、それに対する応答はyeerichi galleto beda( = thanks to God)です。YeeriGodであり、galletothankです。アムハラ語のように、どこかの家に招かれてお茶を飲んだときのお礼としてyeerimba( = God give to you)といい、yeerは先ほどと同じようにGodimbagiveです。また、それに対するもてなしたほうの返答はtokimba( = together give to you)であり、これもアムハラ語と全く同じなのです。エチオピアの他の言語については調べていませんが、恐らく同じなのではないかと思います。

 

How are you?に戻って日本語はどうかと考えると、「お元気ですか?」の返答として「元気です。おかげさまで」というのがありますが、エチオピア人からしてみれば「おかげさま」って誰のおかげさまなのだろうと思うに違いありません。それは「あなた」かもしれず、誰だかわからない「みんな」かもしれません。日本語は常に「誰」が不在で曖昧です。英語は日常の挨拶ではGodへの感謝は口にせず、くしゃみをしたときに誰かが(God) bless youと言ったりします(くしゃみをすると魂が抜けると考えられていたので)。またThank Godという表現があり、OALD ( = Oxford Advanced Learner’s Dictionary)に面白いことが載っています。

 

Thank God = used to say that you are pleased about something

Thank God you’re safe!

[Help Note] Some people find the phrase thank God offensive.

 

それによると、thank Godは嬉しいときに使うのですが、例文のThank God you’re safe!(あなたが無事でよかった!)にあるように、どうやら緊急事態を切り抜けたような場面で使うようなのです。しかも注意書きとして「中にはこの表現をoffensive(失礼、無礼)と思う人もいる」とあります。これはもちろんGodに対してであろうが、英語のGodは危機に際してのみ招かれるのでしょうか。日本語や英語に比べて、エチオピアの言語がこのように日常的に神への感謝を述べるのは、エチオピア人の篤い信仰の証しなのかもしれません。


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by jocvethiopia | 2014-03-23 00:00 | 生活・文化紹介


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