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農協隊員って何するの?―中間報告―

アッカム!こんにちは!前回の初投稿( http://ethiopian.exblog.jp/17306579/ )から早くも半年が経過しました。

私自身もエチオピアに来て1年、残り1年となりました。エチオピア人や日本人の方々に助けられながら、配属先での活動もエチオピアでの生活も楽しんでおります。

さて、今回は協力隊の中でもかなり珍しい職種、「農業協同組合」。その隊員が行っている活動について少しだけ皆様にご紹介させていただきます。

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まず、私はエチオピア・オロミア州の協同組合セクターを所轄する行政機関で活動しております。ミッションは「州内協同組合組織(特に農協)のマネジメント強化」です。その達成に向け日々活動しているのですが、その中でも重きを置いているのが「フィールドワーク」です。

【フィールドワークとは?】
オロミア州内の農協に対して①調査・分析、②成長戦略の議論・立案、③フィードバックを実施します。具体的には、まず、調査対象に関する情報をインタビューを中心に収集します。次に、収集した情報を整理して調査対象の組織概要を把握します。その後、調査対象のSWOT(強み・弱み・機会・脅威)を特定し、それらを基に調査対象の成長戦略を考察します。最終的には同僚との議論内容を踏まえてフィードバックレポートにまとめます。

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【オロミア州内の農協が直面している根本的課題】
まず前提として、「農協」とは「農民(組合員)が自分たちの利益のため自主的に組織化したもの」です。しかし、オロミア州内の農協においては「組合員の利益」を肌で感じる事が難しいように見えます。その決定的な要因は、組合員だろうが非組合員だろうが同じように農協のサービスを利用できるという点です。大半の農協が「組合員の利益」として「配当」を提供しておりますが、「配当」はあくまでもオマケのようなもの。実際に受け取れる金額も決して大きくありません。農協にとってより重要なのは農産物の生産や販売における「組合員の利益」です。それがオロミア州内の農協では見受けられにくいのです。組合員になるという事は一定の金額を出資する事を意味しますが、それは同時に一定のリスクを背負う事にもなります。もし農協が事業に失敗したら、もしくは農協の職員が横領等の不正をしたら、そのツケは全て組合員にきます。そのような「組合員のリスク」に対して「組合員の利益」が僅かな「配当」だけだったらどうでしょうか?

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【課題解決の方向性】
他国の協同組合開発の事例を見ても「組合参加のメリットが明確である事が組合の発展には欠かせない」と言われています。ではオロミア州内の農協は今後どうしていけば良いのでしょうか?私見では「組合員と非組合員の差別化」がポイントになるのではないかと考えております。そもそも農協には「利用者=出資者(組合員)」という原則があります。その原則に忠実に従う事が第一歩になるのではないでしょうか。つまり、「差別化」によって「組合員の利益(非組合員でいる事の損失)」を明確化して、「非組合員の組合員化(出資金の増大→資本強化)」を促し、さらに、「既存組合員の組合利用促進(剰余金の増大→配当の増大→「組合員の利益」の更なる強化)」を図るのです。ただし、この考えが理論的に正しかったとしても、ではそれをどのように実現していくのか、そこが非常に難しいところです。残り1年の任期でその具体的な道筋を提示する事が私の活動の一つのゴールなのかもしれません。

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拙い文章を最後までお読みいただき誠にありがとうございます!これからもエチオピアを楽しみながら、自分にできる事に取り組みます☆アイゾッ!
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by jocvethiopia | 2013-09-21 00:01 | 活動

エチオピアの協同組合

初めまして!
日本の気候はいかがでしょうか?
エチオピアの首都、アジスアベバは乾期真っ只中なので非常に乾燥しています。
でも毎日カラッと晴れてくれるので気持ちいいです。
赤道付近ですが、標高が約2400mもあるので日中でも長袖で過ごせます。

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私がエチオピアに来たのは4ヶ月前、配属先に赴任してからは3ヶ月が経とうとしています。

初めての投稿となる今回は配属先の紹介をさせていただきます。
前に私の前任者がこのブログをアップしているので、その内容と被らないようにします。
(前任者記事リンク:http://ethiopian.exblog.jp/tags/%E8%BE%B2%E5%8D%94/)

私の配属先は「オロミア組合推進局」というオロミア州政府機関です。
オロミア農業局の下部組織として位置づけられ、オロミア州内の協同組合組織を管轄しています。

オロミア州はエチオピアでも人口、面積、経済規模において最大であり、農業も盛んです。
国内で消費される野菜はもちろん、外貨獲得手段としてコーヒーやセサミが生産されています。

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日本の農協(JA)は農林水産省の管轄となっておりますが、
JA自体が盤石なのでその経営はJA独自に行っております。

一方、エチオピアの協同組合組織は未だ発展途上にあるので政府の支援が必要不可欠となります。
それを担うのが私の配属先です。

同僚は州政府職員なので公務員ですが、支援される側、協同組合組織の職員は公務員ではありません。
JAと同じく民間の職員です。

では具体的にどのような支援を行っているのでしょうか?
同僚の多くは州内協同組合組織に対してマネジメントに関するキャパシティビルディングを実施しています。そのため出張が多く、オフィスに全員がいるという事はほとんどありません。

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そんな配属先で私に期待されている事は「州内協同組合組織のマネジメント強化」です。
んー、非常に難しい気がします。でも非常に面白いミッションだと感じております。
これから残された1年7ヶ月の期間で何ができるか!は今後に乞うご期待☆
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by jocvethiopia | 2013-02-19 01:30 | 任地・配属先紹介

[任地・配属先紹介] アジスアベバ 農業協同組合

 みなさんは、エチオピアの首都アディス・アベバが、なに州の中にあるかご存知ですか?私もエチオピアに配属されて、初めて州によってこの国が分かれているんだと知りました。

 実はエチオピアは9つの州からなっており、そのうち最大の面積を誇り、首都アディス・アベバを含む州がオロミア州と呼ばれています。このオロミア州の全ての協同組合(農業協同組合・非農業協同組合・消費者協同組合・貯金信用協同組合)を取り仕切る組織が、私の配属先であるオロミア州協同組合推進委員会となっています。

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※ 何もないところにそびえ立つオロミア州のビルディング。ここには協同組合・農業・教育・水資源・貿易などの政府局が集まっている。


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※ 配属先



 私の自宅から、この配属先までは、徒歩とミニバスタクシー(片道2ブル70セント。日本円にして15円以下、安い!?)で40分かけて通勤しているんですが、通勤途中にすごい場所があります。
 そこはケラと呼ばれる地域なんですが、そこの道を歩いていると、今までに嗅いだ事のない異臭が、どこからともなく漂ってきます。なんだ、この臭いは?あまりの臭いに、息を止めて歩くんですが、10mくらい、止め続けて歩くのが関の山。  息つぎをした途端に、その場で布団を敷いて寝込んでしまいそうになるくらい。

問題:いったい何の臭いだと思いますか?
1)お風呂に入っていない修行僧の集団が、汗だくになって修行をしている。
2)お風呂に入っていない修行僧の集団が、汗だくになって香辛料を製造している。
3)香辛料を製造している工場が、お風呂に入っていない修行僧の集団をさらに製造している。


 正解は、屠殺場(とさつじょう)があるんですね。このケラと呼ばれる地域では、たくさんのヤギや羊が売買されているんですが、中でも牛の売買が盛んで、広場でセリが終わったら、その足で屠殺場(とさつじょう)へと向かって歩いていきます。

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※ヤギや羊が売買されている様子


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※屠殺場(とさつじょう)の門



 残念ながら、家畜を写真に撮ろうとすると、「魂が抜かれるからダメだ」と怒られることもあるのでお見せすることはできませんが、たくさんの牛が、自分の足で屠殺場(とさつじょう)の門をくぐる様子は、なんとも言いようがありません。
 しかし、彼らが門をくぐり、私たち人間のために命を捧げてくれているからこそ、私は今日もこの道を通勤することができ、配属先で活動することができる。この事実を知ってからは、臭いは感謝の匂いへとかわりました。日本にいては分からなかった命の距離を、遠いアフリカのエチオピアという地で、身近に感じることができるようになりました。すべての命によって生かされていることに、深い感謝を感じる毎日です。


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※エチオピアのもっともポピュラーなお肉屋さん。こんな感じで切り売り、計り売りで販売しています。ちなみに牛肉は1kg 80ブル~90ブル(日本円で400円~450円)
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by jocvethiopia | 2011-12-10 06:00 | 任地・配属先紹介


エチオピアに展開する青年海外協力隊(JOCV)・シニア海外ボランティア(SV)のページです。活動の様子や,生活・文化の紹介などの記事を掲載しています。


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