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節約フェスティバル

西暦2013年8月23日土曜日、北部の町インジバラにて「コタビフェスティバル」を行いました。「コタビ」とはアムハラ語で「節約」とか「倹約」という意味です。(「コタビフェスティバル」はアムハラ語として正しくないらしく、フェスの正式名称は「የ ቆጣቢ ዘዴዎች ማሳያ ፌስቲቫል ヤ コタビ ザデウォッチ マサヤ フェスティバル(節約の方法たちを見せるフェスティバル)」です。)  このフェスティバルは、私がこれまで村落開発普及員として活動してきた内容を、「節約」というキーワードでまとめ、一気に紹介してしまおうという試みです。具体的に言うと、私が約2年間やってきたことが、第一に、燃料を節約するための改良かまどの普及活動。活動終盤に力を入れていたのが、無料でもらえる端切れを利用した布草履作り教室。その前に力を入れていたのが、捨てられている王冠を利用したオセロの紹介。考えてみればこれって全部「節約」だよなーというところから、じゃあこれらを一気に紹介してしまえ。という発想です。  コタビフェスティバルの内容は、 1. 改良かまどの展示即売 2. 布草履やシュシュなど、端切れを利用した製品の展示即売 3. 王冠を利用したオセロのトーナメント大会 4. 節約の一環としての手洗いやSODIS(ペットボトルを利用した水の殺菌方法)などの衛生啓発 5. 手作りソーラークッカーと段ボールオーブン他の紹介 などです。 衛生啓発と節約は、結びつきが分かりにくいかもしれませんが、例えば、手を洗う→手についているばい菌を媒介とする病気を防げる→病院に行かなくていい→無駄なお金を使わない=節約。また、SODISも同様で、SODISをすれば水が殺菌できる→水に起因する病気を防げる→かかるお金はペットボトル代のみ=節約という図式です。 エチオピアにも、日本語の「もったいない」に当たる言葉(ብክነት)があるくらいなので、「もったいない」という概念はあるはずですが、エチオピアの人たちは、私の目から見て「もったいない」と思ってしまうことを平気でします。限りある資源を有効利用するため、リユース・リサイクルの重要性を知って欲しいという願いを込めてこのフェスティバルを行いました。 当日は、これまで約1年半もの間、一緒に改良かまどをプロモーションしてきた担当者が会議で来れなかったり、そのため、その彼が手配してくれるはずだった改良かまどが一つしか展示できないなど、相変わらずのエチオピア的トラブルもありましたが、蓋を開けてみれば、ガバヤ(市場)帰りの人たちがたくさん来てくれて、予想以上の大盛況となりました。
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展示即売した手作りの布草履
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オセロトーナメント大会で優勝者に渡した手作りのトロフィー
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私が伝えたかった「もったいない精神」を、来場者がどの程度理解してくれたのかは分かりませんが、配属先の同僚というわけではないのにこれまで一緒に活動してくれた現地の人たちや、常日頃お世話になっている北部隊員にも協力してもらって、任期中盤からずっと行いたいと考えてきた「コタビフェスティバル」が開催でき、それが大盛況だったことは、これまでの活動の集大成と呼ぶにふさわしいもので、協力してくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。 このフェスティバルをもって私の村落開発普及員としての約2年間の活動は終わりとしました。色んな形で支えてくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
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by jocvethiopia | 2013-12-13 00:00 | 活動

[任地・配属先紹介]インジバラ 村落開発普及員

 アムハラ州にあるアウィ県水資源局が私の配属先です。配属先はアウィ県の県都、インジバラにあります。インジバラではこれまでにも協力隊、ピースコーなどのボランティアが活動していますが、水資源局にとっては私が初めてのボランティアとなります。

 アウィ県水資源局は、アウィ県民116万人のため、アムハラ州水資源局および郡・町の水道局の中間に位置する組織として、下部組織のアシストや、上部組織・下部組織とのパイプ役としての役割を担っています。

 配属先に赴任してから1・2カ月の間に、私が所属する給水部門のスタッフ7人のうち3人が転職してしまい、一体どうなることかと思いましたが、それから半年経ち、新たな退職者はなく、欠員も補充されました。

ここでの仕事は、日本の忙しさからは想像できないほどのんびりしたもので、オフィスでもエチオピア名物コーヒーセレモニーが催されたりします。
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インジバラは標高2600m、富士山6合目に当たるらしく、特に雨季はとても寒いです。アフリカ=暑いという先入観は見事に覆されました。雹も降ります。
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町の規模は小さいですが、その分緑が多く、空気もきれい、人々も親切でとてものどかな時間が流れています。
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by jocvethiopia | 2012-03-10 18:00 | 任地・配属先紹介

[任地・配属先紹介]ウォライタ・ソド 村落開発普及員

首都アディスアベバから南西へ330㎞、公共バスで約7時間。
南部観光の目玉であるエチオピアの少数民族と出会えるアルバミンチ、ジンカへ続く道の中継点に位置する南部諸民族州ウォライタ県ソドが私の任地です。

エチオピア帝国に征服されるまでウィライタ王国の王都として栄え、今でも交通の要所として多くの人々が往来しています。


福井県ほどの大きさのこのウォライタ県には170万の人々が暮らし、私の配属先であるウォライタ県水事務所は県下12郡の村落給水を担っています。
エチオピアはサブサハラでも給水率が低く、地域について言えば、給水施設の稼働率が低いことも原因の一つです。既存施設の維持管理を促進するために、利用者、行政の双方からその底上げに取り組んでいます。
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せっかくなので、町自慢を3つ。

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ウォライタ名物の「ゴーマン・バ・シガー」(※ ほうれん草とお肉を炒めたインジェラ用のおかず)。
「コチョ」と呼ばれるバナナに似たエンセーテのでんぷんで作るプルプルのおせんべいと合わせて食べると格別です。
ちなみに、プロテスタントが大半を占めるこの地域では、田舎ながらオーソドックスの断食日(水・金曜)にもお肉を食べることが可能。
運悪く(?)断食期間にエチオピアを訪れたお肉好きな方は是非訪ねてみてください。県境に湖もあり、お魚も手に入ります。



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南部諸民族州の州旗にも描かれている伝統家屋を到る所で見かけることができます。
ちなみに、そこで出されるのは塩コーヒー(※ お砂糖の代わりに塩を添加)。
中心街を離れるとお砂糖よりも好まれて飲まれているため、口にする機会は多いです。最初は泣きそうな味でしたが、慣れればおいしく感じてきます。
その他、民家ではコーヒー豆の皮やショウガ、とうもろこしなどを煮出して塩とバターを加えたものが出される時もあり、日差しが強い乾季の塩分補給に役立っています。



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ウォライタの証。
腰を中心とした踊りが特徴です。ちなみに、ここの母語はウォライタ語。
エチオピアの公用語はアムハラ語なのでバイリンガルは当たり前。頭が下がります。



以上、3つ紹介しましたが、町のシンボル・ダモタ山や、標高差400mを誇る町の中心道路をぼってりと這い上がるかわいい6~10人乗り三輪タクシーなど、まだまだ挙げればきりがありません。
観光地とは言えませんが、もし機会がありましたら、是非お立ち寄りください。
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by jocvethiopia | 2012-01-02 06:00 | 任地・配属先紹介

[任地・配属先紹介]デブラゼイト 村落開発

【任地紹介】

デブラゼイトは、首都のアディスアベバから南に約50㎞に位置する、5つの湖と
エチオピア空軍の基地がある町です。

標高は約1900m。カラッとしていて過ごしやすい気候です。
湖は小さいですが、アディスアベバやその近郊に住むエチオピア人が週末に訪れたり、エチオピアで働いている外国人の保養地があるなど、リゾート地としても知られています。

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デブラゼイトはオロミア州にあります。
エチオピアでは各州によってそれぞれ旗があり、オロミア州の旗は大きな木(オダと呼ばれています)がシンボルになっています。

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上がオロミア州の州旗
下がエチオピアの国旗




アディスアベバから近く(車で約1時間、パブリックバスで約1時間半)、またアディスアベバからジブチや南部諸民族州に通じる幹線道路に沿って町があるため、お店やホテルも多く賑やかな町です。

ロバ・牛・羊などの家畜がたくさんおり、馬車が人々の交通手段として今でも使用されているなど、都会的なモノと昔からの変わらないモノが混ざり合っています。緑が多く、のんびりとした空気が流れています。

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【配属先紹介】

エレル農業協同組合は、テフ(エチオピアの主食であるインジェラのベースとなるもの)・小麦・ひよこ豆・レンティル豆などをあつかっている農協です。

傘下の小規模組合は47組合あり、約42,200人の組合員がいます。
組合員に対して、農作物を育てるのに必要な肥料、砂糖・油・マッチなどの日用品の分配も行っています。

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デブラゼイトがあるアダ地域は上質なテフの産地として有名で、デブラゼイトの郊外にでるとテフ畑がひろがっています。

任地のデブラゼイトで食べるインジェラは、白色でモチモチとしていて酸味が少なく、食べやすくておいしいです。

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by jocvethiopia | 2011-11-26 06:00 | 任地・配属先紹介

[任地・配属先紹介] モジョ 村落開発

活動期間:2010.3.24 – 2012.3.23
任地:モジョ(Mojo)
配属先:アワシュ貯蓄信用組合(Awash Saving and Credit Cooperative Union)


モジョは首都アディスアベバから東へ70kmほど行ったところにある中規模都市です。そのまま真っ直ぐ行けばジプチまで通じ、南下すれば南部諸民族州に通じる交通の拠点となっています。またアディスアベバ—ジプチ間をつなぐ線路が街沿いに走っています。エチオピアには海が無く、貿易のほとんどをジプチの港を通して行っていて、その通関許可を取る施設がモジョにあり、その名は「モジョ・ドライポート」。ここに一度集められたコンテナが、エチオピア各地に散らばっていきます。援助物資でしょうか、それとも国内需要品でしょうか、どちらにしてもエチオピア人を喜ばせるものが入っているのでしょうね。

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モジョには、大型トラックのドライバーが泊まるため、ホテルはたくさんあります。川が流れているため、工場もたくさんあります。でも、レストランや大型商店などはとってもローカルな感じです。なぜなら、車で20分ほど行けば、西にダブラゼイト(Dabrazit)、東にナザレット(Nazret)、南にアレムテーナ(Alem Teenaa)という大きなマーケットがあり、この3都市に商業機能は吸収されてしまった訳です。かくいう私も、ハチミツやお茶、フルーツを買いたいときはナザレットまで行きます。日本で暮らしていてもデパートに行くために小1時間掛けたりしますもんね。ついでに小洒落たカフェでお茶したりして、同じです。

私の配属先はオロミア州イーストショア県を管轄する貯蓄信用組合で、傘下に70の組合をかかえ、7000人近い組合員がいます。組合員のほとんどが農家で、毎月の貯蓄が義務づけられ、希望者には一人500〜3000ブル(2500〜15000円)程度のローンが与えられます。組合員はこれを資金にして、種や農薬を買ったり、農地を借りたり、家畜を買って肥育したり、と様々な農業を行います。

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エチオピアと聞くと干ばつや飢饉を思い浮かべる人が多いと思いますが、ここオロミア州は食糧余剰地帯とされ、降水量も多く、農業適地となっています。作れば育つ、でも貸した金は返ってこない・・・。現場は問題が山積しています。彼らが出来そうなことから改善していくしかありません。彼らの成長を夢見て信じて、残り僅かの活動期間を全うするのみです。
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by jocvethiopia | 2011-10-26 12:00 | 任地・配属先紹介


エチオピアに展開する青年海外協力隊(JOCV)・シニア海外ボランティア(SV)のページです。活動の様子や,生活・文化の紹介などの記事を掲載しています。


by jocvethiopia

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